まず、レイクミルズという街に着く。中央に湖がある、ドイツ風の色使いが綺麗な、小さな街である。
今週末は、フェスティバルがあるらしく、映画「ビッグ」に出て来る様な、移動式の遊園地が設置されている。
ウィスコンシン州の州都、州内2位の都市、マディソンに到着する。
2つの湖に挟まれた、狭い地形にある都市である。街並みは古いが、その中に、凄い革新性を感じる。
この規模の都市で、治安が悪い所が全く無いというのは、驚くべき事である。
それと、夥しい数の自転車に、驚かされる。自動車を捨てて、完全なエコを目指しているようである。
フィットネスとしての自転車だけでなく、買い物や移動、全てに自転車を使っている。
アメリカは広いもので、南部の貧困地帯では、自転車は、自動車が買えない人の乗り物。こういう場所では、自転車は、道路を走る権利が無い様な扱いを受ける。そして、文化度が高くなると、逆に、自動車から自転車へとシフトしていく。自ずと、自転車が最優先となる。自動車は、前世代の乗り物である。そういう意味では、ここは、アメリカで断トツに分化度が高い街である。
アメリカの中の北欧、とでも言おうか。それ位、洗練されている。
マディソンを去り、暫らくすると、また農地となる。
それでも、時折現れる、歴史のある街並み。
今日の夜は、久しぶりに、隣の家族にご馳走になった。66歳の叔父さんと、政治経済ネタで盛り上がる。
アメリカの将来を、しきりに心配していた。日本よりは、安心だと思う。
今日は、ハンドルのバーエンドが折れてしまった。
バーエンドなので、無くても支障は無いが、今まで握っていた所が無くなると、少し、違和感がある。次の機会に、新しくしよう。これも、寿命だったのだろうか。
走行距離:127.06キロ 通算:11535キロ
宿泊地:スプリンググリーン、ウィスコンシン州