最後の大物

今日は、比較的、西風が弱いので、走りやすい。もしくは、ノースダコタを通り過ぎようとしているから、風が弱くなっているのかもしれない。

この2号線、自転車街道と言うだけあって、大勢の自転車旅行者に出会う。出会うと言っても、殆ど車が通らない割には、道幅が広いので、遠くから、手を振るだけだ。



時々、合図し合って、道の真ん中で話す事がある。北部アメリカ横断中の、ドン。



兎に角、ロッキー山脈が綺麗だった事を話して、興奮ぎみだった。ドンに限らず、モンタナが綺麗だったと言う人は、多い。

グループで、旅行中だ。



今まで会った人達を総合すると、部分的に制覇していき、何年か掛けてアメリカ一周するのが、一般的らしい。一気に、アメリカ一周するのは、聞いた事が無いと言う。しかも、3ケ月という事で、あまりの速さに、ビックリらしい。

こういう景色が、増えてきた。



畑から、酪農へと、変わってきた。

モンタナ州に、到着。州の看板では無く、State Line Casinoというカジノが、モンタナ州に入った印。



モンタナ州は、最後の大物である。面積が大きく、大自然、ロッキー山脈を有し、美しく、険しい州である。ここを、横断しなくてはならない。この先には、西海岸が待っている。また、1時間の時差があり、Mountainに入った。これで、サンフランシスコとの時差は、1時間となった。少し、家に近付いた気がする。

モンタナ州に入った途端、景色が、壮大になった。



ロッキー山脈は、まだ先だが、見ていて気持ち良い風景だ。それに反比例して、携帯の電波は、益々弱くなっていく。ほぼ、使い物にならない。

モンタナ州に入って、2号線は、細くなった。



しかし、走りやすさは、変わらない。反対車線を走る、自転車旅行者との距離は、近くなった。

今日は、ポプラという、インディアン居住区に泊まる。ところで、モンタナ州は、消費税が無い。アメリカの税金は、国税+州税+市税だが、国では消費税を課していない。モンタナ州は、州と市が消費税を課していないので、消費税0%の、買物天国である。おまけに、住宅の固定資産税も、0%と言う。税金だらけのサンフランシスコとは、大きな違いである。ちょっと、羨ましい。

走行距離:179.81キロ 通算:13233キロ
宿泊地:ポプラ、モンタナ州