ちょうど一ヶ月

これは、バストロープという街。



西部劇調であることは、言うまでもないが、ここの特徴は、すぐ隣に巨大なモールがあり、ナショナルブランドの店が沢山並んでいる事だ。新旧の街が、上手く調和している。そして、裏には、綺麗な州立公園が広がっている。



ラグランジェという街に寄った。建築様式が、テキサス調から少し変わった感じがする。また、アフリカ系住民を見掛けるようになり、ルイジアナが近付いている事が分かる。



ちょうど一ヶ月経ったところで、気分転換に床屋へ行く事にする。



いかにもテキサスといった青年が、手際良く髪を切っていき、「ルイジアナへ行ったら、ワニに気を付けなよ」と、冗談だか本気だか分からない事を言う。

クリスとジェイク、フロリダからサンディエゴへ向かって、旅している。軽装で、毎日長い距離を走るスタイルが似ているので、つい長話しをする。



「ルイジアナから先は、真っ平らで楽だよ」だそうだ。

その後、スティーブという紳士と出会う。自転車が好きで、毎週末、仲間を集めてツーリングをしているらしい。「今日は、うちのゲストハウスに泊まっていかない?」という事で、すっかり世話になってしまった。



広い庭の一画にある、ゲストハウス。というか、十分普通の一戸建ての広さだ。スティーブも、テキサスの事を共和国と言う。テキサスの人は、テキサスが大好きだ。

走行距離:130.19キロ 通算:4127キロ
宿泊地:ゲイヒル、テキサス州